熱が足りない語りたい

何かしたり何もしなかったり

【妄想記事】狂い花から白爪草の内容を妄想したいですよね高校出身です

どうも、N.Bと申します。

 

今回は、電脳少女シロちゃん主演の映画『白爪草』の公開を目前にして主題歌の『狂い花』の配信が始まったので、その考察?的なやつをして白爪草の内容を妄想しようじゃないかというやつをします。

 

当然妄想なので、当てにはいきますが当たるとは思ってないんですけど、当たったらスタンディングオベーションしてください(予防線からの強欲)

 

※当然ガンガン内容に触れるので、フラットに映画を見たい人はブラウザバックしてもらって、映画観たあとに戻ってきて私の妄想を嘲笑う楽しみ方をしてください!

 

 

 

まえがき

前提としてはトレーラーと曲を聴いている必要があるので、まずは貼っておきます。

 

www.sirotsumekusa.com

 

 

見ました? 聞きました? めちゃ楽しみなんですけども……。

 

ちなみに狂い花の配信に関してはiTunesに限らず色んなプラットフォームで配信されてるみたいなので、各々の使っている媒体をチェックしてみてください。

 

蒼い想い 静かに息づいて

刹那に咲いた笑顔 花びら落として

歪んだ視界 奪われていく未来

全ては永遠に貴女のものへ

 

背負ったはずの業(カルマ) 解き放つ

 

二つの蕾が刹那に堕ちてく

癒えない爪痕が命を流す

生きているのかも 死んでいるのかも

分からないままに泣いている

 

紅い想い 膨らみ切った憎悪

込み上げ吐いた笑顔 花びら舞って

偽りの音 選べなかった選択も

全ては永遠に貴女のものへ

 

一人に与えられるべき幸せ

 

二つの蕾が枯れ落ちる前に

運命減らし合って無くなる前に

切り戻してゆく 後悔も罪も

全ては終わるさようなら

 

貴女の声響いてく心の中

芽吹いていく新たな感情

戻れない

誰も気付かないまま

 

二つの蕾が刹那に堕ちてく

癒えない爪痕が命を流す

生きているのかも 死んでいるのかも

分からないままに泣いている

 

La La…終わり

さようなら

 

 

そして、狂い花の歌詞を書き起こしたのがこれです。

これに基づいて考えていきますが、聞き違いは勘弁していただければ。 

 

蒼い想い 静かに息づいて
刹那に咲いた笑顔 花びら落として
歪んだ視界 奪われていく未来
全ては永遠に貴女のものへ
まず"蒼い想い"なので、このパートは蒼視点であることが想像されますね。
私は対比や反復が大好きなので、2番は紅視点なのかなとキモオタスマイルになって聞いていました。
 
不穏な気配しかしませんが、何らかの出来事があって"歪んだ視界"になるほどの衝撃を受けたのか、もしくはもっと直接的に涙を流し、"未来が奪われて"いったのでしょうか。
そして"全ては永遠に貴女のものへ"……これは難しいですね。ひとまず次へ。
 
 
背負ったはずの業(カルマ) 解き放つ
ガラス玉一つ落とされた
ここでトレーラーとあらすじを思い出すと、トレーラーでは(おそらく蒼の)『バレるはずないでしょ、双子なんだから』というセリフがあり、あらすじでは紅が服役を終えたとあります。 
 
そこから想像されるのは、蒼(あるいは二人とも)が何らかの罪を犯し、双子であることを利用して隠蔽を図ったが、それが失敗し最終的に紅一人が罪を被せられたということでしょうか。
そして、『実の姉である紅に罪を被せた』という業が、紅と再会することで解き放たれた、と考えることができそうです。
 
 また、あらすじには 
カウンセリングを受けながら日常を過ごしてきた蒼は、カウンセラー・桔梗に相談し、意を決して姉妹の再会を決意する。
 
再会の不安から落ち着きのなかった蒼は、紅から逃げるように帰宅を考えるが
 とあります。やはり紅の存在が蒼にとって良きにしろ悪きにしろ非常に重いものであることは間違いないようです。   
 
 
二つの蕾が刹那に堕ちてく
癒えない爪痕が命を流す
生きているのかも 死んでいるのかも
分からないままに泣いている
この"命を流す"という表現、何か大事なものが流れ出ていっているのが感じられてめちゃくちゃ好きです(作文)。 
ともあれ、蒼の背負った業はカウンセリングを受けたとしても癒えることはなく、生死の実感を失わせるほど彼女を追い詰めているようです。
 
 
 そしてここからが2番です。  
 

紅い想い 膨らみ切った憎悪
込み上げ吐いた笑顔 花びら舞って
偽りの音 選べなかった選択も
全ては永遠に貴女のものへ
 はい姉妹での対比最高~~~~~~!!!!!!!!!! 
 
2番は紅視点であると考えると、相当な憎しみを蒼に対して抱いているようです。罪を着せられればそれも当然でしょう。
服役中によほどひどい目にあったのかもしれませんし、もしくは隠蔽が失敗し紅が捕まったのではなく、蒼が紅を陥れたのでしょうか。 
 
そうだとすると1番の理解もかなり変わってきますが……。 
 
そして紅視点でも出てくる"全ては永遠に貴女のものへ"というフレーズ。
お互いにお互いを指しているようなので、もしかすると入れ替わりを示唆しているのかもしれません。   
 
 
一人に与えられるべき幸せ
 ひとつ分の陽だまりにふたつはちょっと入れない
となると、罪を犯したのは二人ではなく蒼一人で、それを紅が被った、ということになりそうです。
 
 
二つの蕾が枯れ落ちる前に
運命減らし合って無くなる前に
切り戻していく 後悔も罪も
全ては終わるさようなら
 最高に不穏でテンション上がってきますね。
ところで、"切り戻し"という単語を聞いたことはあるでしょうか。私はSE以外からは聞いたことがありませんでした。 
切り戻しとは、満開後に花が少なくなってきたり、形が乱れ始めたときに、思い切って全部の枝を鉢の周りに沿う形で大胆にばっさりと切ることです。 株の大きさ・草姿を整えたり、分枝を促進してもう一度満開を迎えるために行います。
 あっ……………………。"もう一度満開を迎えるために"、"後悔も罪も"、"切り戻していく"、"さようなら"…………。
 
 

二つの蕾

貴女の声響いてく心の中
芽吹いていく新たな感情
戻れない
誰も気付かないまま
落ちサビ手前のCメロですね。
ここで注目したのは、歌詞そのものに加えて曲の作りです。
聞いてもらうと分かりますが、"心の中"~"芽吹いていく"の間には隙間がなく、被せるように歌われています。
 
また、"誰も気付かないまま"はこの曲の中で唯一ハモりがある部分になっています。
つまり、1番は蒼視点、2番は紅視点で描かれていたこの曲は、Cメロ前半で初めて交互の視点から描かれ、"誰も気付かないまま"は二人の視点から描かれているのでしょう。
 
双子から語られる"誰も気付かない"="自分たちだけが知っている"こと、それはやはり入れ替わりなのか。
 
 "芽吹いていく新たな感情"が何を指すのかは、おそらく作品の中で描かれる部分だと思いますが、歌詞の中で感情そのものとして書かれているのは"膨らみ切った憎悪"だけなので、紅の中に新たな感情が芽吹くのでしょうか……。  

 

二つの蕾が刹那に堕ちてく
癒えない爪痕が命を流す
生きているのかも 死んでいるのかも
分からないままに泣いている
 
La La…終わり
さようなら
 落ちサビは1番と同じです。
しかし直前でハモりがあることを考えると、別のことを考えなければならないように思います。
それは、これがいつの誰視点なのか、ということです。
 
トレーラーのラスト、蒼が狂ったような笑いを上げるシーンがあり、その後に何かを振り上げた蒼と向かい合った紅が『待ってるのは結局地獄だよ』と諭すように言うシーンがあります。
 
単に精神的に不安定になっているからなのか、紅に復讐されることを恐れたのか、真実を知る紅を口封じしようとしているのか……。
 
となると、蒼が紅を(お亡くなりー!)したあとの視点かもしれませんし、もしくは紅が蒼への復讐を遂げたあとの視点かもしれません。
 
ただ、上述の紅は諭すように言っていることから、"芽吹いていく新たな感情"は憎悪から復讐を考えていた紅が蒼の現在の姿を見て感じた哀れみのようにも思えるので、前者の視点の方が自然でしょうか。
 
紅へ罪を被せたという業に生死の実感を失っていた蒼なのに、自ら紅を手にかけて背負うべき業を増やしていくことで、1番と落ちサビで内容は同じはずの歌詞の角度が変わっていくの、最高に不幸で興奮しませんか(ここまで全部妄想)。
 
 
 

あとがき

妄想するの楽しい~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!
という感じの記事でした。見てみたらめちゃくちゃ的外れかもしれませんが、それはそれでまた歌詞を読み込むのも楽しいし、当たってる部分が多ければ腕組み彼氏面できますし、どちらも有利Fが発生する2択なのでブンブン振り回していきたいです。
 
 
あと作詞作曲の方々によると映画観る前後で印象が変わるとのことなのでしゃぶり尽くしたいですわ~~~~~~~!!!!

 

 

 

 

 

 

ところで、『狂い花』ってタイトル、『季節外れに咲いた花』と『盛りの時期を過ぎたものがその勢いを盛り返すこと(の比喩)』という意味があるらしいんですよね。
 
 
切り戻したのは誰で、切り落とされた枝は誰なのか。そして、狂い咲いたのは二つの蕾のどちらなのか。
 
シンジツガミエマスカ?